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壊れた世界が綴る世界

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夜中の3時頃目が覚めた、寝たのは昨夜の11時前後だったと記憶している

真っ暗な部屋の中で夜中に目が覚めると特別何かの記憶を見つめなくても、胸に孤独で切ない想いが込み上げてくることがよくある、少しだけ涙が出ることもあったり

今日もそんな気持ちが僕の胸に込み上がっていた、でもそんな想いを感じることにもどこか良さを感じていて好きなところもある

あと、目が覚めた後のことをいえば身も心も重たくて、なんともいえぬ脱力感があった、この脱力感もよくあること

今日は一日中寝ていたい、そんな気分だった

でも寝てばかりいてしまったら後になって時間を無駄にしてしまったとかだらしない一日を送ってしまったと自己嫌悪してしまいそうだったから、まだ起きないけど朝の8~9時あたりにはちゃんと起きようと思っていた


朝が来て肉体を起こすまでの間、力を抜いて僕はいくつかの答えを求め考え事をしていた

見つけた答えもあれば見つけられなかった答えもあった

考え事をしている最中に僕は眠ったのかとても短い夢を見た、夢を夢だったと気付ける目覚めの意識状態に戻るまでの時間も確かかなり短かったと思う、ほんのわずかな時の間夢に心を飲まれることがたまにある

数分程度、あるいは一分も経っていない時もあったかもしれない

人間はレム睡眠という浅い眠りのときに夢を見る、普通の人は眠るとノンレム睡眠という深い睡眠状態の後にレム睡眠に移り変わるが鬱の人だと眠りに入るとレム睡眠から始まるらしい、ノンレム睡眠という深い眠りを飛ばすから眠って短い夢を見て目覚めてもほとんど時間が進行していないのだと思う


カーテンの向こう側が朝を告げてきて、9時頃になり僕はようやく寝ていたい心に反抗して起き上がった

目が覚めつつも元気もなければ気合いもない

軽い朝食を面倒がりながら食べると少しネットして、座椅子に座りながら考え事の続きをしたり軽く暗記物の勉強をしたりした

集中力や気合いのない僕は机に向かって活力的にノートに暗記したいものを書き綴るという気力のいることはせずただ力を抜いて座椅子に座り暗記するものを頭に一時記憶してから後は楽な姿勢で長期記憶できるように頭のなかで復唱する程度。


夕方の空を超え外は暗くなってきて僕は食料を買いにマンションのエレベーター前まで移動した、エレベーターが何階で止まっているかを示すランプが数字を移動しているのに気付き、どういう人か分からない誰かとエレベーターという小さな密室で一緒になるのを感じた僕はそこから離れ階段を使い一階へと降りていった

コンビニへ行ったのだが若い店員の愛想の良い元気な声が自分には落ち着かなかった

大したことはしてないけど自分なりに今日も精一杯生きた
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