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壊れた世界が綴る世界

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前回のGENOME10は小川VS高山も不完全燃焼で全体的につまらなかったから今回は見送ろうと思ってたけど猪木さんの人間性に心を惹かれるところもありやはり今回も行くことにしました

開場した時の印象はなかなか埋まらねぇな・・・というものだった、前回は前売りのチケットがソールドアウトとなる程の人気だったが今回はイープラスのサイトを覗いても前売りのチケットが売れ残っていた、当日券も切符売場の前を歩いたら1万円以下のが販売されておりちゃんと客が入って黒字になるのかなと心配したが大会が始まる前には9割、最終的には空席がいくつか見当たるものの超満員と言っていいくらい入っていたと思う

メインでは小川がプロレスのリングでは最後に暴走した相手となった佐々木健介とタッグながらも8年ぶりに再戦することになり個人的にはかなり期待していた、初対決となる中嶋との絡みもどのようなものになるのか興味深かった

小川のプロレスは自分のペースで暴走するのではなく相手との攻防に付き合うような感じになってからつまらなくなっていってしまったけど過去に暴走王として闘った新日系の選手との対決となれば、小川はまた暴走王に目覚めるんじゃないかと私は期待していた

今回のパンフレットに小川×健介は、いったいどんな科学反応を起こすのか?と書かれてあるページがあったが自分もそこに興味があったのだ

しかし入場から小川にかつての獰猛で危険なオーラは感じられなかった

橋本、佐竹、三沢、長州、マークケアー、佐々木、ステファンレコあたりと闘ってた頃の小川は相手と闘う前に研ぎ澄まされた精神から溢れ出る眼光で相手の心の奥底にある心理をじっと睨み付け読み取っているようで迫力があったが今回の小川に特にそういったものは見当たらず随分大人しくなってしまったなと思った

試合は本当は小川が健介と中嶋にセメントを仕掛けて会場全体が真っ青になってリングに釘付けになるくらいの闘いをしてほしかったが、小川が普通に健介とチョップなんかを打ち合ったりヘッドロックに長時間掴まってたりして、こりゃ駄目だなと思った・・・

小川は今回ガチじゃないなと思ったけどそれでも試合で楽しませてくれれば良いなと思って見ていた、相手を一方的に叩き潰さず相手を光らせたり技と心をぶつけ合うのもプロレスの持ち味だ

澤田と中嶋の蹴り合いは心がこもっていて良かったと思う

中嶋と小川が蹴り合う時もあったが小川が体重で圧倒しているとはいえ蹴りが持ち味の中嶋が小川のキック一発で何度か吹っ飛ばされていて悔しがっていた

澤田が健介の強烈なラリアットを喰らいつつ何度かフォールを返していたのは褒めたいところだ

非常にがっかりしたのは、澤田が健介に今にもやられそうなのに小川からは澤田を本気で助けに行く気が感じられなかったところだ

中嶋に場外で掴まってないで早く軽く投げ飛ばして助けに行けよ!と思って観ていたが、そんな思いも虚しく試合は健介のラリアットでアッサリと終わってしまったのだ・・・

試合前から澤田が最後には負けるだろうなとは思ってたけど、予め勝敗の取り決めがあったのではないかと疑わざるをえないくらい小川からは勝利への拘りが感じられなかった

小川と中嶋の絡みも少なすぎる、もっとリング上でじっくりと絡み合うシーンをファンは楽しみにしてチケットを買ってきたのだからもうちょっとファンの心を汲み取って闘いを魅せてほしかった

健介も澤田ではなく小川から取らなければ意味がないと自覚して闘ってほしかった

試合時間は10分くらいだったんじゃないだろうか・・・

なんか期待していた一戦だっただけに非常に残念である、試合後に負けた小川は特に悔しがることもなく、純プロを土俵に活躍してきた蝶野に闘いを挑んでいたが今日の試合を見る限りこの二人がリング上で交わっても、小川が蝶野のロープの反動を利用したケンカキックを正面から受けて、互いの商品価値を落とさないような刺激のない闘いになるとしか思えずとても観戦しに行く気にはなれない

あの小川の憎たらしく殺伐間が漂う面白かったプロレスは何処にいってしまったのか?帰り道になんだかそんな孤独感と楽しみにしていた期待を呆気なく引き裂かれたような思いで私は帰宅することとなってしまった・・

藤波、木戸、タイガー、藤原の試合も最後に4人でアキレス腱固めを極め合っていてそんな光景に場内は沸いたり笑いが起きていたが、自分にはそれがよく分からず同じ開場にいた人達との温度差を感じた

感想を短くいうと暴走しない小川はつまらない、相手を潰す気迫を感じられる熱い闘いを魅せてくれ、どこかで既にもう何回も見たようなありきたりなプロレスもつまらない、完成が予想できないとんでもない絵を描くくらいの気持ちで闘ってくれ

全部の試合がまったく面白くなかったとまでは言わないしある程度楽しめたのもあったけどみんなが「一歩踏み出す勇気」を持てないでいてこれ以上踏み込んでしまうとまずいという意識を持ちながらこのくらいの闘いを見せれば良いだろうというレベルの低い意識の下で闘っているような感じがして白けてしまった

しかし小川、ジョシュ、サップ、佐々木、高山、中嶋とこれだけ揃って3000人規模の会場を満員にするのに苦労しているのをみるとプロレスって本当に衰退したなと実感する、だがこれもあんな試合ばかりやっているようでは仕方ない、試合内容で信頼を回復させていかないと

猪木さんは今回2度リングに上がり歌を歌ったりマイクで喋ったりVIP用の特典として一枚一枚、筆を走らせていたという、リングでラッパのような音を途中に交えて「道」を歌った猪木さんは面白かった、今大会で一番頑張ったのは猪木さんだったね

次回のIGFはIGFのためにも観戦しに行かないと思う 動画で観て面白くなってきたらまたちゃんと金を払って観戦しに行く

しかしパンフレットは面白い、ここも猪木さんが頑張ってイラクの人質解放のときの武勇伝や北朝鮮について語ってたりします

猪木さんのデビュー50年史も写真付きで8ページに渡ってあります

これからじっくりと読んでいきたいです
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無題

こんにちは。おっちゃんも長くIGFを、小川を追いかけてるものなのやけど、今回は会場に行かれへんかったけど、人に聞く限りは普通にプロレスやってたそうで、個人的に悔しい思いがしますわ。プロレスと格闘技の区別を無くすために戦ってるもんが、プロレスやってどないするねんな。そんな中での蝶野の「あれがプロレスか、練習しろ」は的を射てるよな。ほんまやったらブック破って蝶野の発言に対し「これが力道山、猪木直系の闘いのあるプロレスだ、お前のこそプロレスなのかよ!」て反論したらよかったんや。破壊王がいてたら「小川らしくない、俺たちの闘いはなんだったの?」てゆうのとちゃうかな。

ほなな。

無題

>つるじょあさん
こんにちは、スポーツナビにブログをよくトラックバックされてる方ですよね、毎回内容の濃い面白い記事を読ませてもらってます
私も小川には暴走王に復活してくれないかなと期待して追いかけて見てるところはあって、私は今回も会場に行ったんですが序盤こそどんな闘いになるんだ?とまあまあ楽しめたんですが小川の様子を見てて普通のプロレスだなと白けていってしまいました

お客さんもバラエティー番組でも観てるかのようなノリでしたし、プロレスと格闘技が区別されなくなるような激しい闘いを繰り広げていってほしいですよね

蝶野の「あれがプロレスか、練習しろ」は蝶野が小川にどういうつもりでどういうプロレスを求めて言ったのでしょうかね、蝶野は小川と対戦するつもりで純プロの練習をしろという意味で言ったのかもしれませんがそれだったら残念です

破壊王がいたら確かにそう言っていたでしょうね

つるじょあさんは鬼嫁が小川の暴走に気が狂ったかのように木刀もってくるのを期待してたそうですが私もそれは期待してました

「猪木、小川、お前らふざけるな!プロレスはプロレスを愛する者にしかできない!」と鬼嫁に言わせるくらいの闘いを小川にやってもらいたかったです
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