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壊れた世界が綴る世界

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クロヒョウ 龍が如く新章の主人公、右京龍也は高校を退学させられ喧嘩ばかりの荒れた日々を送っていたが、ある日殺人疑惑でヤクザに証拠となり得る映像を抑えられテープを警察に送られたくなければドラゴンヒートという地下闘技場で10連勝をするように命じられるが、死亡したヤクザから自分が殺したとは思えない不審な点があり、自分は殺人はやっていないと無実を証明し真犯人に迫ろうとする

龍が如くシリーズ初の携帯ゲーム機PSPでの発売となって今までと変わったのがまずムービーで、容量の問題だと思うがこれまでのように映像がCGで滑らかに動くということはなく、独特なタッチで描かれた絵を表示させ、またはその絵を簡素に動かして見せながらキャラクター達のボイスなどを聴かせる形となった

またバトルは走るとき意外は常にストリートファイターや鉄拳などの格闘ゲームのように画面上敵と左右に向かい合って立ち、打撃や掴みからの攻撃を繰り出して闘う形となる、主人公はボクシング、プロレス、柔術など様々なスタイルの格闘技を選択して身に付けることができ覚えられる技の種類は豊富だ

残念な点は携帯ゲーム機による容量の問題がほとんどだが、ゲームセンターに行ってもUFOキャッチャーしかできないし、カラオケは3&4のように曲のリズムに合わせてボタンを押すのではなくただ音楽が鳴り出したら○ボタンを連打するだけという虚しいものになってしまった

キャバクラはこれまでのシリーズとは変わって常に主人公の視点でキャバ嬢の姿が映し出されて会話をするのだが同じ会話が何度も出てきてしまいもうちょっとプレイヤーを飽きさせないように会話のパターンは増やしてほしかった

その他の点でいえば携帯ゲーム機の中にリアルな街並みを見事に描写させているし、ストーリー上の目的もメニューを開いたり立ち止まったりすることで確認が出来て目的を見失うということがない

また今作は現在の進行上行えるサブストーリーが地図上に表示されるようになったため、サブストーリーをやり損なうということもなくなった

簡単な脳トレに成り得るようなミニゲームもいくつか用意されている

キャバクラなどのサブストーリーをやりながらストーリーの本編を進めていくと35時間以上は楽しめる作りとなっているためやり応えのある一作だと思う
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